ソプラノとオルガンのための「讃歌」
11月25日に、
私の詩集としての「讃歌」は、 2021年の夏から秋にかけて書き上げた。
きっかけは、日菜さんに「今、 生きている詩人の詩に曲を書きたいから、書いてみてよ」 と言われたこと。確か、その年の3月のことだ。
詩、かあ... と思いつつ、実は詩を書くのはまったく初めてではなかった。 10代の頃から詩を書き始め、 高校生の時には新聞の投稿欄に載り、 選評をいただいたこともあった。その後、 創作と中断を繰り返していたが、しばらく筆を置いていた。 現代詩らしい現代詩は、私には書けないような気がして。
日菜さんの一言を機に書き始めたものの、やはりブランクが長く、 最初はなかなか思うように書けなかった。その年、 長い夏休みが取れたので、仕事のことを忘れ、聖書を開き、 みことばに頼りつつ書くことにした。すると不思議と、 そのことばの光に照応するように、 私からことばが走り出していった。時代の絶望。希死念慮。 信仰告白。聖霊のヴィジョン。 自分の想像が及ばないほどに深い神の愛。応答。祈り。
出来上がった15編を、すべて日菜さんに献呈した。 10月のことだった。私がこの詩を書けたのは、 神さまと日菜さんの導きに他ならないのだ。
ソプラノとオルガンのための「讃歌」は、 その15編から以下の4編を日菜さんが選んで作曲してくださった。
風のなかで (「風のなかで」について)
星々の香り (「星々の香り」について)
オルガンの面白いのは場所によって楽器がまったく違うことだ。 もちろんピアノだって違うけれど、パイプオルガンほどではない。旧奏楽堂のオルガンで初演されたこの曲、 アーレントオルガンではどんな響きになるだろう。 そしてその響きに呼応して、歌はどんな風に変わるのだろう。

