Light from light for light
先週1月25日に、横浜クライストチャーチ Yokohama Christ Churchではキリスト教一致祈祷週間の礼拝が行われました。
YCCにはカトリック山手教会英語会衆神父、横浜ユニオンチャーチ牧師、在日ウクライナ正教会司祭がこの日のために来てくださり、共に祈りを捧げてくださいました。そしてこの礼拝は、これまで大変お世話になった司祭Andrew Dangerfield先生の、ここでの最後の礼拝になりました。
エキュメニズムというのは、私が20代の頃から興味を抱いていたテーマでした。そしてとても注意深く考える必要があることだとも思っていました。「対話が大事」と言っても、実践するとなると難しいと感じていました。「ウチのやり方にみんな合わせてよろしく」と言うのは違う。かといって全部まぜこぜにすると全部が浅いものになってしまう。あらゆる違いを互いに承知したうえで、
「それでもまず、共に祈りを捧げましょう」
という成熟した聖職者同士の同意、信頼と勇気があってできることだと思っています。
今年のキリスト教一致祈祷週間のための祈りと黙想は、アルメニア使徒教会のキリスト者たちが、アルメニア・カトリック教会や福音派諸教会の方々とともに準備したものだそうです。
アルメニア使徒教会は最古級のキリスト教教会でありながら、ローマカトリックと東方正教会のどちらにも属さず、しかしながら今日まで信仰を守ってきた教会です。誰よりも古く、確かに祈ってきた共同体。その教会に基づくの祈りと黙想を礼拝に据えるのは、正統の中心を決めるのではなく、祈りを中心に置くということです。
こういった礼拝を、他教派の聖職者の方々の理解を得て成立させるということは、司祭に神学的知識のみならず、霊的洞察力がなければできないと思っています。この祈りの場は霊的に開いているか、神の働きがあるか、そして「今、“この人”に、神の国が近づくか」... Fr.Andrewは、それらを見抜き人を置く力に非常に長けている方でした。その人がその人らしさを最も発揮でき、尊厳を守られる場所に配置する―私もそこに置かれた者の一人でした。
神はここにおられる、という信頼を真っ先に、まず祈ること。この祈りを成し遂げることができたのは、私たちの教会にとってのMilestoneであり、Cornerstoneです。口で「一致に向かいますように」と言うことは易しい。しかし行いとして成立した途端、それは良い意味で、後には戻れないのです。これから先、「そんな一致なんかあり得ない」という声が仮に現れたとしても、信徒の記憶は「いや、あの時、成立してたじゃないか」と証しするでしょう。そして他者の伝統と自分たちの伝統を、角で受けて支える隅の親石となる祈りだった。そのような礼拝に与れたことは、大きな喜びでした。
共に集まってくださった皆さまに心から感謝します。そしてアンドリュー先生、本当にありがとうございました!

