Laus Trinitati (Reflections on June... Ⅰ)
6月の礼拝のことを記録として書こうと思いつつ、気がついたら7月も半ばになってしまいました。
Trinity Sundayの6月15日、朝の聖餐式でHildegard von Bingen“Laus Trinitati”を歌いました。
とても好きな曲なのですが、正直難しかったです。厳しかった、という方がしっくりくるかな。音取りは慣れてしまえばそれほど難しくないのですが、ただ楽譜の上っ面を読むだけではヒルデガルト・フォン・ビンゲンの作品が持つ霊性の深奥には辿り着けないということを肌でひしひしと感じました。現代社会の時間軸からは乖離した地点に自分自身を置かないと真の意味で歌ったということにはならず、こんなに短い曲ですが、そこに在るのはコスパ・タイパ的な時間効率の見方では行き着けない深遠です。骨身が空で唱えられるまで繰り返し繰り返し魂に叩き込まなければなりませんでした。彼女の作品は他のものも素晴らしく、唯一無二で、そのことばと響きが神の時間軸と一瞬でも重なるとき、聴く人は神を視ることができる、内的に極めて強い力がヒルデガルトの音楽にはあると私は思っており、やはり彼女がVisionaryだったからなのでしょう。また挑戦したいです。
この日、夕方はEvensongがありました。
Anthemは、Turner “O Trinity Most Blessed Light”。短いながら、胸が熱くなるような実にいい曲でした。
この日は一日を通して、Yokohama Christ Churchで非常に音楽の充実したTrinity Sundayの礼拝に与ることができました。携わってくださった皆さまに心から感謝しております。


