The Lord bless you and keep you
今日のCommunion Anthemは、John Rutter「The Lord bless you and keep you」でした。
聖公会信徒の皆さまなら、9割方ご存知の曲ではなかろうか。言い過ぎか?
英国王室の結婚式や記念式典でも歌われましたが、教派を超えて人気のある曲です。私もフェリス時代に聖歌隊でよく歌っていました。ソロは初めてでした。
テキストは旧約聖書の民数記(Numbers ※宝くじではありません)6:24-26です。
The Lord bless you and keep you.
The Lord make his face to shine upon you, and be gracious unto you:
The Lord lift up the light of his countenance upon you, and give you peace.
Amen.
選曲理由としては、今日の詩編が67編で、1節に
May God be merciful to us and bless us,
show us the light of his countenance and come to us.
とあること、に加えて、福音書朗読のヨハネ14:27にある
Peace I leave with you; my peace I give to you.
というイエスの御言葉です。
私は以前から、この曲(The Lord bless you and keep you)の核心は「and give you peace.」にあるのだろうと思っていました。
The Lord lift up the light...と上昇する声にともなって人は神に照射され、次にand give you peace...と、まるでひとりひとりに手渡されるようにことばが降りてくる。それが、今日のヨハネによる福音書、「Peace I leave with you.」と言って遺したキリストの平和に重なるように思えてなりませんでした。そしてAmenとしか、私たちは言えなくなる、そのリフレイン。本当に良くできているなあと思う曲です。
“平和 Peace”とは、何と困難な話でしょうね。もしかしたら、地球上で最も現実味のない語彙かもしれない。
けれど同時に、人がこの世界に喜びを見出せるうちは、そして悲しみをきちんと悲しめるうちは、人は平和を諦めきることができないと思う。
だから、平和は私たちのうちに必ず存在するもの、存在する現実だと私は信じたいです。
なんて、思いつつ考えつつ... 昇天日を前に控えた復活節第6主日でした。

