Palm Sunday & Station of the Cross
昨日はPalm Sundayでした。
エルサレムに入城するイエス・キリストを、民衆は棕櫚の葉を敷いて「Hosanna!」と声を上げ歓迎しました。ヨハネによる福音書の12章に拠ります。Hosannaは「救ってください」という意味ですが、民衆は、この方こそ救世主だ!!という歓喜でイエスを迎えたのだと思います。
しかしいざ裁判になると民衆はイエスに向かって「Crucify him!(十字架につけろ!)」と叫び、「If you are the King of the Jews, save yourself!(お前がユダヤ人の王なら、自分を救ってみろ!)」と嘲ります。なんちゅう掌返しでしょう。と思われるかもしれませんがこれがやっぱり人の愚かさの極地というやつかもしれません。なんかみんながいいと思ってるのはいいし、みんなが正義と言ったら正義だし、みんなが正義じゃないと思うならみんなで攻撃していいんだ。というような。歓喜も憎悪も、群衆心理によって増幅します。しばしば人がコントロール不能に陥るほどに。
そんなようなことを覚えて、Palm Sundayの礼拝は棕櫚の葉を手にして、歌いながらProcession(列になって入堂)することになっています。
そして聖書朗読が会衆参加型になり、Crucify him!というような、あんまり言いたくないのを会衆は言わなくちゃいけません。
でもここで全力で歓喜し、全力で憎悪し、バカを生きてこそ、赦しを見て救いに至る、みたいなのがありますのでやっぱりクールに臨めないようなところがあります。真の喜びとは違う、良くも悪くもどこか空っぽな高揚があります。
入堂は本来外からですが、雨だったので聖堂脇からでした。
AnthemはDavid HallsのHosanna to the Son of David。不肖わたくしが指揮を振っております...。
福音書によると、イエスは入城の時にロバに乗っていたらしく、海外ではロバに人を乗せて町じゅうを練り歩いての入堂もあるようです。いいなぁ。ロバ。
午後はEaster Vigilに向けてChoirの練習。夜はカトリック山手教会に赴き、Station of the Cross(十字架の道行き)に参加しました。
“Walking Together”というカトリック山手教会英語会衆、横浜ユニオンチャーチ、そして横浜クライストチャーチ(横浜山手聖公会英語会衆)の3つの教会のエキュメニカルなコミュニティで、Lent中にキリストへの理解を深めようというコンセプトの元、企画されました。
カトリック山手教会の壁には、「十字架の道行き」の黙想に使われる彫像の留(キリストの受難の場面がそれぞれ描かれている)があります。これが素晴らしい!それだけでも芸術品のように鑑賞する価値はありますが、祈りを伴うことで見える陰影があり、受肉ゆえの死として見える“見えない御心(Sacred Heart)”が確かに存在します。礼拝中だったので写真は撮れませんでしたが、是非行ってみてください。
実りある祈りの時間を持てました。3教会の皆さま方、本当にありがとうございました。



