聖オルバン教会 お昼のオルガンメディテーション
先日は聖オルバン教会、3月6日(水)お昼(12:15~)のオルガンメディテーションのため、リハーサル。
港区の東京タワーのすぐそばにある、英語会衆の聖公会の教会。
Lentにちなんで、私はBachのAus Liebe、Vaughan WilliamsのThe Callを歌うことに。
Aus Liebe はマタイ受難曲のアリア、本来はソプラノと3本の旋律楽器だけの極めてシンプルな編成。このあまりに少ない音で歌われることで、神の御心が目に浮かんでくるようだ。十字架にかかるキリストの惨めな裸身。そして神がいなければ、私の心はいかに頼りないか、ということ。
われわれ、いや私は、どうして何の罪のない人から何もかもを奪い剥ぎ取り、ここまでみすぼらしい姿にさせて、十字架につけてしまったのだろう。
だがそれだけでなく、(この時代の音楽においては)自由な旋律の広がり、高揚があり、キリストが十字架にかかることは人々を罪の鎖から解き放つためであったことも必ず思い起こさせてくれる。
一瞬一瞬の、厳しく痛みを伴う和声と優しい和声。刻一刻と進む、戻せないやり直せない時間、キリストの鼓動と自分の鼓動。人間の心許ない叫びの歌と神の無限の愛の歌。
それらがぜんぶ詰まってる。詰まってるってのは違うか。流れている。命の泉から流れる神の涙のごとく。
The Call は「オルバンのオルガンに合いそう」と思った歌で、案の定いい感じ!
その小さそうに見える体のどこに、強い息吹、おもしろい企みのような声の色、愛らしいウインクみたいな音、そういった色々を隠し持っているんだい?というような、チャーミングで豊かな音色のオルガン。音を重ねた時の明るくてナチュラルな輝きがとてもいい。
ご一緒するオルガンの伊藤由佳さんはソロでBachやHowellsも弾いてくださるそうで、私(たち)好みのプログラムになりそう。
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