Candlemas
昨日はYokohama Christ Churchにて奉唱。この日は顕現後第5主日にあたるが、2日前が例の被献日(Candlemas)であったため、YCCではCandlemas Sundayとして、聖書箇所、礼拝式文、奏楽曲もCandlemas用にセッティングしてくださった。
私が歌ったのはブクステフーデ(Buxtehude)のMit Fried und Freud ich fahr dahin, BuxWV76。オルガン単独で演奏されるが、基になるコラールのテキストがNunc Dimittisのドイツ語バージョンになっている。前奏として、ソプラノの声部に旋律が来ている箇所をオルガンに合わせて歌った。
さらにこの曲にはKlag-Lied (哀悼歌)が付随しており、Communionで歌うことに。Verseごとの意味によってどのハーモニーに光があたるかが変わるような曲で、苦しかったりあたたかかったりする。その表裏一体、いや影さえ抱くプリズムのような音楽のなかに身を置くと、死も喜びも、すべて神が備えられる道なのだと思わされる。ブクステフーデ、スゲー。
Light to lighten the Gentiles (異邦人を照らす啓示の光)、ということばを実らせる、私の歌はその一助であっただろうか。
ことばを味わいつつ、祭壇のすべての蝋燭に灯された光を見ると心震えた。
光があった。クリスマスともエピファニーともイースターともペンテコステとも違う、慎ましくしかし確かな明るさとあたたかさが、その日にあった。


