中華義荘

 横浜の外国人墓地といえば山手の、横浜クライストチャーチのはす向かいにあるそれだが、実は中区大芝台、根岸森林公園や米軍住宅跡地の付近にも中華系の外国人墓地、通称「中華義荘」がある。というのを初めて知って、行ってきた。

そもそも大芝台に行ったきっかけは北村太郎の「港の人」を読んでいて、調べたら彼は大芝台のアパートに住んでいたことが分かったから。荒地派の詩は昔から結構好きだったのに、素晴らしい詩人が横浜に住んでいたのに、今まで気づかなかったとは灯台もと暗し(?)。港だけに...



しかしこんな美しい中華宗教建築(というのか)が、横浜根岸にあるなんて!中華街の真ん中にある観光地化されたそれとは違う、霊的な空間。



力がある。ギラギラしたものだけが中国じゃない。

大好きな中国の映画「春江水暖」を思い出した。

あの大陸が長大な歴史のなかで引き継いできたものは、エレガントで暖かいものなんじゃないかと思っている。いつか中国に旅行に行きたいな。



宗派を問わず、こんな場所が好きだ。寺社仏閣にしても教会にしても。どんなやり方だって、死者を弔う時、その魂を天に委ねる時、地上の人々が寄り集まって考え、感じ、想像したことの最も美しい方法で、人をおくろうとする。

お彼岸だからなのか、お参りに来ている人がそこそこいて、お線香の良い香りがした。日本のお線香とはちょっと違う香りがしたような気もしたけど、気のせいか。


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