異界のひと
宮沢賢治の「春と修羅」を読む。
やっぱり、彼は詩人だな。童話作家である前に詩人だと思う。
美術手帖の記事で、「四次元から三次元世界に誤って生まれ落ちてきた人」の一人として宮沢賢治の名前が挙がっていた(他に岡本太郎、草間彌生、横尾忠則ら)。「春と修羅」は、まさにその賢治のいた異界に直行する感じ。もっと人間の側へ降り立って、その異界へ、傷ついた我々を誘っていこうとするのが「銀河鉄道の夜」かな。それってあなたの感想ですよね。と言われたらその通りなんですが。
宮沢賢治の詩や文章は朗読が本当に合う。ことばがすでに音楽的だから、BGMは要らない。そしてなんとなく夜に聞くのがいい。私はこの「グスコーブドリの伝記」の朗読を寝落ちせずに聞けたためしがない。今夜も聞いてみるか...

