Coronation Choral Evensong を終えて
横浜クライストチャーチ(Yokohama Christ Church, 以下YCC) でのEvensongを終えて、3週間が経とうとしている。
この日の前日、イギリスで国王チャールズ3世の戴冠式があり、 それを祝したCoronation Evensongだった。
このEvensongは、個人的にも非常に喜ばしく、 また忘れることのできない礼拝になった。
まず、私がコロナ禍以降において、 マスクを外して歌った最初の合唱の本番だった。 ソロのコンサートでは外していたが、 合唱は着用しての演奏が続いていた。
外してみると響きが違うのは明らかだった。
コロナ禍を越え、私たちは本来の生活に戻りつつある、 という時、何をもってそれが、人間の本来だろうと考えることがある。
マスクなしの合唱、聖堂に集まり、聖堂を満たした声、 それは確かに本来の歌だった。
そしてそれ以上の喜びは、この曲目を歌えたこと、 この教会で歌えたこと、 このメンバーのなかで歌えたことに尽きる。
実は以前からYCCのEvensongやらLessons & Carolsやらには何度か会衆として参加したことがあるのだが 、いつもいつも本当に選曲が素晴らしく、 この日もこの日に相応しい、 しかも歌っていてめっちゃ楽しい曲ばかりだった。
Anglican chantは日本語で歌われることもあるのだが、 あくまで個人の見解だが英語の方が断然、良い。英語の持つ抑揚、 テクスチャー、方向性でこそ味わえる賛美のハーモニーがある。
YCCの聖堂は、初めて入った時から、 初めて入ったような感じがなぜかしなかった。前世の記憶か。笑
いつかここで歌えたらいいな、とは思っていたけれど、 最高のタイミングだった。
一人一人の演奏に、支えられた。
歌に、オルガンに、そして指揮に。
心強かった。
どの方向に音楽を用いればそれが導かれていくかということを、 分かち合っていた。
喜んでいた。
新約聖書の「エフェソの信徒への手紙」に、こんな一節がある。
詩と賛美と霊の歌(詩編と賛歌と霊的な歌)とをもって、 互いに語り、主に向かって、心から歌い、また賛美しなさい。 (5:19)
あの時間はその、ひとつの顕現だった。
いつもお世話になっている方に来ていただけたり、 新たな出会いや、嬉しい再会もあった。
教会が外に開かれることは嬉しい。
また一緒に歌えるといいな~。


